投資初心者が最初に知っておきたい5つの基本用語【FX・株共通】

まずは「言葉の壁」を越えよう

投資に興味があるけれど、専門用語が多すぎて理解できない…
そんな“投資初心者あるある”にぶつかっている方も多いのではないでしょうか?

本記事では、**FXと株の両方に共通して使われる「最初に覚えるべき用語5つ」**を、実例付きでわかりやすく解説します。用語が理解できると、ニュースやチャートの意味もクリアになり、投資の第一歩がぐっと近づきます。

1. ローソク足(ろーそくあし)

▷ 意味

チャートでよく見る棒状のグラフ。ある期間の値動きを「始値・終値・高値・安値」で視覚化したものです。

▷ 見方

  • 白(陽線):値上がり

  • 黒(陰線):値下がり

▷ 実例

1時間足チャートで、陽線が並んでいれば「短期的な上昇トレンド」と判断できます。

2. スプレッド

▷ 意味

「買値(Ask)」と「売値(Bid)」の差のこと。FXでは実質的な取引コスト。

▷ 実例

米ドル/円のスプレッドが「0.2銭」であれば、ポジションを取った時点で0.2銭のマイナスからスタートするということです。

3. 約定(やくじょう)

▷ 意味

注文した内容が市場で成立すること。売買が「成立」した状態を表します。

▷ FXと株の共通点

  • 成行注文:即時に約定(市場価格で買う・売る)

  • 指値注文:指定した価格になった時に約定

▷ 注意点

流動性が低い銘柄や時間帯では、約定が遅れることもあります。

4. ロスカット

▷ 意味

損失が一定ラインを超えたとき、自動で決済される仕組み。特にFXで重要。

▷ 実例

5万円の資金で、ロスカットラインを「30%」に設定している場合:
残高が1.5万円を下回ると自動で強制決済されます。

5. レバレッジ

▷ 意味

自己資金の何倍もの取引ができる仕組み
FXでは最大25倍、日本株でも信用取引で約3.3倍が可能。

▷ メリットとリスク

メリット

リスク

少額で大きな取引が可能

損失も拡大しやすい

✔ おさらい:5つの基本用語まとめ表

用語

意味

備考

ローソク足

値動きの視覚化

チャート分析の基本

スプレッド

売買価格の差

実質コストに直結

約定

注文が成立すること

成行・指値に応じて

ロスカット

強制決済ルール

損失拡大の防止策

レバレッジ

資金の何倍で取引可能か

少額から大きな利益を狙えるがリスク大

まとめ:用語を覚えるだけで“怖さ”がなくなる

投資を難しく感じる理由のひとつは、**「知らない言葉に囲まれるストレス」**です。
今回紹介した5つの用語を押さえるだけで、FXや株のニュースやチャートがグッと身近になります。

初心者のうちは「全部を理解しよう」と気負わず、まずは基本用語を身につけ、情報を“読めるようになる”感覚を楽しむことから始めてみましょう。